最近、CMなどでもよく見かける便利なお風呂のカビ予防剤「防カビくん煙剤」。
手間をかけずにカビ予防ができるとあって、子育て中のママにも人気ですが、赤ちゃんも使用するお風呂で使っても害はないのか気になる方も多いですよね。
我が家にも生後4か月の赤ちゃんがいるので、浴室のカビ対策をしたいと思うものの、赤ちゃんに害があるものは避けたいので結構この辺りは神経質になっています。
残った煙を吸うなど危険はないのか?また、24時間換気システムを使用中に使っても問題ないのか?など、疑問も様々。
結論から言うと、正しく使用すれば赤ちゃんがいる家庭でももちろん使用することができます。
今回は、防カビくん煙剤の危険度や安全に効果的に使う方法についてご紹介します。
防カビくん煙剤に危険はあるか使うデメリット
防カビくん煙剤は、お風呂場に煙を充満させ、その成分で床や壁、天井など隅々まで行き渡らせることでカビの発生を抑制するという商品です。
煙を充満させてあの頑固なカビを予防する…と考えると、なんだか私たち人間にも害がありそうな気がしますが、どうなのでしょうか?
そこで私は実際に、防カビくん煙剤の成分をチェックしてみました。
すると分かったのは、主な成分は「銀イオン」であること。
銀イオンとは、制汗剤などにも使われている成分で、意外と身近に使われている安全な成分なんです。
カビ取り剤と聞くと、アルコールや塩素を思い浮かべる方もいるのですが、実は防カビくん煙剤にはそのような成分が入っておらず、子どものいる家庭でも安心して使えるほどの商品です。
つまり、正しく使えば危険なものではないんです。
ただし、すでにある黒カビそのものを除去する力はありませんから、それは別途、カビ取り剤を使って行う必要があります。
デメリットと言えば、あくまで「防カビ」ということで、「カビ取り」ではないということくらい。
実際に使っても、デメリットと呼べるようなことは全くありませんでした。
むしろ、定期的にこれを使えば、大変なカビ取りを行わなくて良くなるので、掃除の手間が減って忙しいママには嬉しいメリットばかりだと思いますよ。
防カビくん煙剤は24時間換気で換気扇つけたままでも使えるか
近年、建てられた住宅では、建築基準法の改正により「24時間換気」が義務付けられていますから、ほとんどの家で換気扇をつけたままにしているはずですよね。
もちろん、お風呂場も換気扇が付いているはずです。
ですから、防カビくん煙剤を使用する際は、必ず事前にお風呂場の24時間換気を停止させる必要があります。
そうしないと、せっかくの除菌成分が換気扇から外に排出されてしまうので要注意!
効果を最大限に得るためにも、24時間換気の換気扇はオフにするのを忘れないようにしてくださいね。
防カビくん煙剤は放置しすぎても大丈夫か
防カビくん煙剤の説明書には、煙が出てから90分、そのまま放置とありますが、意外とセットしたのを忘れ、90分以上経過してしまうことってありますよね。
私もうっかり外出してしまい、防カビくん煙剤をセットしたのを忘れ、2時間くらいそのままにしてしまったことがあります。
しかし、放置しすぎてしまっても、入浴前にしっかり30分~1時間程度換気を行えば問題ないそうです。
というのも、塩素系のカビ取り剤でありませんから、基本的には人体に影響のある悪い成分が入っているわけではないからです。
ただし、放置しすぎてしまうと、ちょっと煙たいような感じと、お風呂場内が防カビくん煙剤の煙のニオイが充満しているような気がしました。
もし、放置しすぎてしまった場合は、換気を十分に行い、安全に入浴することをおすすめします。
また、スイッチをオフにした24時間換気も稼働させるのを忘れないようにしてくださいね。
防カビくん煙剤は赤ちゃんがいても使えるか
冒頭でも少しご紹介しましたが、防カビくん煙剤は、塩素系のカビ取り剤とは異なり、銀イオンを使って除菌するという目的で使うので、成分も人体に危険なものはありません。
ですから、正しく使用すれば赤ちゃんがいる家庭でももちろん使用することができます。
ただし、防カビくん煙剤をセットし、煙が出ている・煙が充満している最中にお風呂場の扉を開けてしまったり、赤ちゃんがうっかりその中に入ってしまったりするのは好ましくありません。
いくら人体に影響がないといえ、まだ免疫力も弱い赤ちゃんですから思い切り煙を吸い込んでしまうのは良くありませんよね。
ですから、赤ちゃんが勝手に扉を開けて中に入れないようにお風呂場の扉にストッパーをしたり、お風呂場に通じる場所にベビーゲートなどを設置したりして、事故が起こらないように注意しましょう。
わが家は、赤ちゃんを寝かしつけた後に使用していました。
これならうっかり目を離した隙に、お風呂場に入ってしまう心配がないのでおすすめです。
防カビくん煙剤の適切な捨て方
防カビくん煙剤は、使用後、各自治体の定められたルールに従って処分しましょう。
基本的に、使い終わった防カビくん煙剤は、分解せず、そのまま「不燃ごみ」または「小型金属」などのゴミ分別で廃棄します。
よく空き缶と一緒に捨ててしまう方がいるようですが、防カビくん煙剤は水分に反応し、煙を出すしくみなので、飲料缶などの空き缶と一緒に捨ててしまうと発煙や発火の恐れがあるそうです。
分別はごみ収集の作業員の方にも迷惑がかかってしまうので、注意しましょうね。
まとめ
防カビくん煙剤は、2ヶ月に1度など定期的に使用することでお風呂場の嫌なぬめりやカビを予防することができます。
しかも、シャンプーなどの容器もそのまま片付けずに置いておけるので、使い方も簡単なんです。
お風呂場は一年通して湿気が多い場所ですから、目に見えていないだけでカビ菌がウヨウヨしているかもしれません。
そんなお風呂でリラックスなんかできませんよね。
正しい使い方・捨て方にも注意しながら、防カビくん煙剤を有効活用し、きれいなお風呂で心と体の疲れをとりましょう。