衣類乾燥と除湿どっちが乾く?機能の違いと電気代の比較!シャープやパナソニック・コロナで口コミ人気の高いハイブリッド式などを紹介

梅雨の時期や冬場は洗濯物を外に干すのも難しいので部屋干しする頻度も増えますよね。

そんなときに大活躍するのか衣類乾燥除湿機。

洗濯物をただ部屋に干すときと異なり、
湿度の高い梅雨や冬場の雨の日など状況を問わずに
衣類を乾燥させる時間を短縮できるので心強い味方です。

でもそんな衣類乾燥除湿機(除湿機)には
「衣類乾燥機能」「除湿機能」「消臭機能」などなど色々な機能モードが搭載されていて、
便利だと思う一方でどの機能が一番効果的に洗濯物が乾くのか疑問ですよね。

私も実際に使い始める前までは

除湿機能と衣類乾燥機能って何が違うの?

除湿モードでは洗濯物が乾かないの?

という疑問でいっぱいでした。

機能としてはどれも「除湿」に違いはないのに、
いろんな名前のモードがあって、
しかも各機能ごとに消費電力も異なる…、
初めて使う人にとっては謎だらけですよね。

結論からいえば、

衣類乾燥除湿機を使って部屋干しするなら「衣類乾燥機能(モード)」が一番早く乾きます。

「衣類乾燥機能」は「除湿機能」など他の機能に比べて
1時間あたりにかかる電気代も高いですが、
その分、衣類を乾燥させるために必要な時間も短く済むので、
結果的に電気代も「衣類乾燥モード」が一番安くなります。

どれくらい違うのか、各メーカーの製品で試算してみましたので、
どの除湿機にするか悩んでいる方はご参考ください。

衣類乾燥機能と除湿機能はどっちが乾くか

多くの衣類乾燥除湿機には「衣類乾燥」モードと「除湿」モードが搭載されています。
(メーカーによってはこの他に「消臭」や「速乾」など独自のモードや機能が備わっています)

部屋干しで除湿機を使うなら、
衣類が早く乾くモードで使いたいですよね。

ですがメーカーの製品詳細だと、
「衣類乾燥」機能における乾燥時間の目安は大々的に公開されているものの、
「除湿」機能を使った場合の乾燥時間は明記されていないことがほとんど。

なので、どのモードを使うのがいいのか悩まれるかもしれませんが、
室内干しで衣類を乾かすなら「衣類乾燥」機能を使うのがベストです。

なぜなら、「除湿」と「衣類乾燥」では除湿機から送られる風量に違いがあるからです。

「衣類乾燥」機能は、洗濯物を短時間で乾かすために、
「除湿」機能よりも多くの電力を消費します。

省エネ・静音などの「衣類乾燥」モードでは「除湿」とあまり変わりありませんが、
「速乾」などの乾燥時間を短縮させるモードでは2~3倍の出力が必要になっています。

実際、我が家にあるコロナの除湿機で
「衣類乾燥」機能と「除湿」機能を比較すると、
「衣類乾燥」モードの方が風の勢いも温度も高く、
洗濯物も早く乾きました。

メーカーの乾燥時間目安に「除湿」モードでの衣類乾燥時間がかかれていないのも、
「衣類乾燥」モードを使った方が早く乾くのが当然、
ということもあって書いてないのではないかなと思います。

ちなみにコロナ以外のシャープやパナソニック製品でも
同じような口コミ評価が見られたので
どのメーカーにおいても「衣類乾燥」機能が早く乾くと考えていいと思います。

【衣類乾燥と除湿はどっちが乾くか】冬や梅雨の場合

除湿機で洗濯物を乾かすときは
「衣類乾燥」機能の方が「除湿」機能より早く乾くと書きました。

これは冬でも梅雨でも、春でも夏でも同じです。

どの季節においても、
単純に部屋の湿度が高いか低いかの違いで、
「湿度が高いときは除湿モード」ということはありません。

湿度が高い冬や梅雨でも「衣類乾燥」の方が早く乾きます。

「衣類乾燥」機能と「除湿」機能の違い

衣類乾燥機に備わっている「除湿」機能と「衣類乾燥」機能、
そもそもこの二つのモードの違いは何かというと、
次のようになります。

「除湿」機能
設定された湿度まで部屋の湿度を下げるための機能。
「衣類乾燥」機能
衣類を乾かすために湿度の低い強風を送る機能。
メーカーによって「除湿」モードにはない様々な機能が搭載されている。
(例)広範囲送風、温湿度検知、衣類量検知、自動停止など

メーカー側も、衣類をより早く乾かすために
「衣類乾燥」モードには「除湿」モードにない様々な機能を搭載させています。

「衣類乾燥」と「除湿」には送風量・湿度の違いだけでなく、
こういった部屋干しをサポートする多くの機能面もあるので
洗濯物を乾かすなら「衣類乾燥」モードの方が適切だといえます。

衣類乾燥と除湿の電気代比較

洗濯物を乾かすのに「衣類乾燥」機能が最適とはわかっていても、
ランニングコストである電気代ではどうか気になりますよね。

同じ除湿機の「衣類乾燥」「除湿」モードで比較した場合の電気代は
「衣類乾燥」の方が1時間あたりの電気代が高くなります。

ですが衣類が乾燥するまでにかかる時間は「衣類乾燥」機能の方が短いので、
トータルコストで比較すると「除湿」機能の方が高くなります。

 

では具体的にモードによってどれくらい電気代が違うかというと、
これは除湿機がどのような除湿方式を採用しているかによって金額が大きく変わります。

除湿方式は主に「デシカント方式」「ハイブリッド方式」「コンプレッサー方式」の3種類あり、
ランニングコストは

コンプレッサー方式 > ハイブリッド方式 > デシカント方式

の順に安くなります。

調べた限り、主要メーカーの除湿方式は次の通りでした。

  • シャープ
    コンプレッサー方式、ハイブリッド方式
  • コロナ
    コンプレッサー方式
  • パナソニック
    デシカント方式、ハイブリッド方式

ちなみに、それぞれの除湿方式を簡単に説明すると次の通りです。

除湿機【デシカント方式】

乾燥剤が集めた湿気をヒーターと熱交換器によって温めて水に変え、
タンクに貯めて除湿する。

除湿機【コンプレッサー方式】

湿った空気を冷やして水滴に変え、
除去することで除湿する。基本的にはエアコンの除湿と同じ仕組み。

除湿機【ハイブリット方式(デシカント方式+コンプレッサー方式)】

デシカント方式とコンプレッサー方式の良いところを組み合わせ、
状況に応じて除湿方式を切り替えて除湿する。

衣類乾燥と除湿はどっちが乾くか【シャープ SHARP】

SHARPの除湿機はコンプレッサー方式とハイブリッド方式の2種類です。

ハイブリッド方式の衣類乾燥は他メーカーでいう「速乾」モードにあたり、
コンプレッサー方式より風量も多いので、
「除湿」機能においても「衣類乾燥」モードの方が乾燥時間も短く済みます。

ただ消費電力もその分2~3倍ほど多くなり、
1時間当たりの電気代はコンプレッサー方式よりも高くなります。

ハイブリッド方式
「CV-NH140」(木造14畳 23㎥)
コンプレッサー方式
「CV-L120」(木造14畳 23㎥)
衣類乾燥 50Hz:18 円/h
60Hz:19 円/h
50Hz:7.4 円/h
60Hz:8.2 円/h
除湿 50Hz:7.4 円/h
60Hz:8.0 円/h
50Hz:7.2 円/h
60Hz:7.8 円/h
衣類消臭 50Hz:1.2 円/h
60Hz:1.2 円/h
50Hz:1.3 円/h
60Hz:1.5 円/h

衣類乾燥と除湿はどっちが乾くか【コロナ CORONA】

コロナの衣類乾燥機はいずれもコンプレッサー方式です。

シリーズによって1回あたりにかかる電気代は異なりますが、
コンプレッサー方式自体が消費電力が小さいので、
電気代は他のメーカーの除湿機に比べて安価になります。

モードごとの電気代をみても、
「衣類乾燥」が「除湿」より高価なので、
洗濯物を乾燥させるうえでも「衣類乾燥」モードの方が早く乾くと推察できます。

シリーズごとにどの機種が早く乾くか比較するなら、
除湿可能な部屋の広さが広いほど風量が大きいので早く乾く、
と考えるといいと思います。

Hシリーズ
「CD-H1021」
(木造11畳 19㎥)
Sシリーズ
「CD-S6321」
(木造7畳 12㎥)
Pシリーズ
「BD-631」
(木造7畳 12㎥)
衣類乾燥時 50Hz:13.4 円/h
60Hz:14.3 円/h
50Hz:5.1 円/h
60Hz:5.8 円/h
50Hz:4.3 円/h
60Hz:4.9 円/h
除湿時 50Hz:5.3 円/h
60Hz:6.2 円/h
50Hz:5.1 円/h
60Hz:5.8 円/h
50Hz:4.3 円/h
60Hz:4.9 円/h
サーキュレータ時 50Hz:0.2 円/h
60Hz:0.2 円/h

衣類乾燥と除湿はどっちが乾くか【パナソニック Panasonic】

Panasonicはデシカント方式とハイブリッド方式の2種類です。

除湿方式3種類の中で最も消費電力が大きいデシカント方式は、
パナソニックの他製品だけでなく、他メーカーのの除湿機においても
電気代が高価です。

デシカント方式 ハイブリッド方式
「F-YZUX60」
(木造7畳 12㎥)
「F-YHUX90」
(木造8畳 13㎥)
衣類乾燥 仕上げ、速乾 50Hz:12.6 円/h
60Hz:12.6 円/h
50Hz:14.5 円/h
60Hz:15.0 円/h
おまかせ 50Hz:8.0 円/h
60Hz:8.0 円/h
50Hz:4.6 円/h
60Hz:5.0 円/h
音ひかえめ 50Hz:7.7 円/h
60Hz:7.7 円/h
50Hz:4.5 円/h
60Hz:4.8 円/h
除湿 おまかせ 50Hz:7.7 円/h
60Hz:7.7 円/h
50Hz:4.5 円/h
60Hz:4.8 円/h

衣類乾燥モードの除湿機はつけっぱなし運転可能か【電気代も比較】

除湿機は貯水タンクが満タンにならなければ運転継続が可能です。
なので理論上は24時間つけっぱなしも不可能ではありません。

ただ、長時間運転するとなると、その分電気代も高くつきます。

仮に除湿機を24時間運転した場合は、
すでに述べた各メーカー除湿機の電気代1時間あたりに
「×24時間」をすれば電気代の目安がわかります。
(ただし電気料金プラン次第で具体的な金額は変わります)

この場合で比べてみても、
やはり除湿方式がコンプレッサー方式とハイブリッド方式の除湿機において
電気代が安くなっているとわかります。

部屋干しで除湿機を使うとき窓開ける必要はあるか

除湿機を使用するときは窓を閉めましょう。

窓が開いていると外気の湿った空気が室内に入り込むので
室内の湿度が上がってしまい、
除湿機をさらに運転させる必要が出てきてしまいます。

無駄に電気代を増やすだけなので
除湿機を使用する際は窓だけでなくドアも閉めた密室で使うのが理想です。

除湿機をつけっぱなしで寝るときは火事に注意

共働きのご家庭など、昼間外出している場合には、
夜以外洗濯できないケースもありますよね。

そんなときは衣類乾燥除湿機を使えないのかというと、
そんなことはありません。

寝ている間も除湿機をつけっぱなしにできます

ただつけっぱなしで寝る場合には次のような注意が必要です。

・貯水タンクを空にする
・タイマーをつける
・除湿機の上に物が落ちないようにする
・除湿機の傍に燃えやすいものを置かない

貯水タンクが満タンになれば自動的に除湿機が止まりますが、
湿度の低い時期などは途中で止まることなく、
朝まで除湿機が運転していることも少なくありません。

その場合、除湿機の性能が良ければよいほど、
室内の湿度が大きく下がってしまい、非常に空気が乾燥します。

さらに長時間運転で除湿機が発熱する危険もあるので、
配線などがショートなどをしたときに火事になる恐れがあります。

そのため、タイマーをセットして運転時間を短くしたり、
扇風機やサーキュレーターなどを併用して乾燥時間の短縮を試みるなど、
他の方法も取り入れてみてください。

ちなみに扇風機やサーキュレーターを併用する理由は
洗濯物に風をあてると衣類に含まれる水分を風が吹き飛ばしてくれるので、
併用しない場合に比べて早く乾くためです。

部屋干しで「衣類乾燥」と「除湿」はどっちが乾くか【まとめ】

室内干しで衣類が早く乾くのは除湿機の「衣類乾燥」モードです。

1時間あたりにかかる電気代だけをみると「衣類乾燥」機能の方が、
「除湿」機能よりも高くなりますが、
衣類が乾くまでにかかる時間は短くなるので、
結果的に「衣類乾燥」モードの方が安くなります。

具体的に一回の洗濯物でかかる電気代コストは
メーカーの除湿方式ごとに金額がばらつくので、
一概にどれが安いとはいえませんが、
除湿方式が「コンプレッサー」であるものは総じて安めです。

除湿機を長時間つけっぱなしで運転することも可能ですが、
運転しすぎは部屋の湿度が下がりすぎて乾燥し、
火事になるリスクが高まるので、
つけっぱなしにするときはタイマーをセットしたり、
除湿機の傍に燃えやすいものを置かないように気を付けてくださいね。

また、扇風機やサーキュレーターの併用によって
より早く洗濯物を乾かすことができますので、
室内干しをされる際は合わせて使うことをおすすめします。

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